高度成長期と郊外問題の解決を経て、私達の生活は安定してきた。
今、
世界が抱えるリスク(難民、移民、人種差別、砂漠化、大気汚染、テロ、紛争)に比べると、私達の生活は安寧を享受しているようにも思える。
そんな、夢のような低リスク生活の中、僕達の世代はこう呼ばれている。
「乾けない世代」と。
これは、すでに欲しいものを持っていたり、最低限の生活が確保されているが故に、
理想を持てず、目標が定まらず、モチベーションが定まらない人たちのことだ。
時代の特徴なのか、
最近では、豪遊せず、質素な生活をする金持ちもいる。
幸せというのは5種類あるという
快楽、没頭、人間関係、達成感、意味合い
稼いだからといって、生活は激変するわけでもないし、自分だけのために出来ることは限られている。
この有り触れた、全てが豊かな、新鮮さがない生活から抜け出すためには、新しいことを経験し、自己世界を変革させる努力が必要だ。
そして、自分の趣向を追い求め、偏愛し、人々と呼応し合い、引力となる必要がある。
グローバル化、インターネット世界の拡張は、この偏愛が一つのムーブメントを起こす。デジタル世界から、実世界へ回帰が起こり、モノへの趣向はさらに深まる。
大事なことは、現場で体感し、お金で買えないものを大事にすることだ。
逆に言えば、お金で買えるものなど、いつでも買えるし、重要ではない。
満ちている世界に住んでいるからこそ、このリテラシーは大事だ。
また、この世代とともにするグループワークは、以下が大事だとされる。
共通目標、仲間、熱意、遊び心だ。
仕事に熱中出来る仲間を増やし、熱意を養い、遊びを持って活気を生み、共通目標を指針にそれぞれが努力をする。そんなライフワークを創造する。実現できるように各々が意識すれば、豊かに仕事ができるはずだ。
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