YaTaro文庫

読書家です。いろんな事を知りたくて、たくさん本を読んでいます。せっかくなので選書や気になることがあったら情報共有したくて、ブログを開設しました。同じ趣味の方がいらっしゃったら是非、読んでいってください。

水質汚染とプラスチックゴミ

近年、海洋環境変化についての国際的な関心が高まっている。2015年6月にドイツで開催されたエルマウサミットでは、首脳宣言の中に「海洋プラスティックごみへの対処」と「深海底鉱業における予防的手法と環境調査の必要性」が盛り込まれている.

 

最近、やっと、日本でもプラスチック汚染がニュースでも取り上げられるようになってきました。何年か前、レジ袋が有料化して環境問題について考えたこともまだ、記憶が新しいことかと思います。そんな、レジ袋が有料になったところで、大して効果はなく、日本では衛生上の要求から製品の過剰包装が目立つようになりました。

特に食べ物は、一つ一つが袋に包まれている包装も増えましたよね。クッキーのケースの土台も斜めになり、意匠性も向上しました。

 

日本では、プラスチックの再利用も行われていますが、家庭用ゴミのみで、企業部門のプラスチックゴミは海外に輸出するという形で、日本へのゴミの蓄積を免れています。

 

そんな中、プラスチックの再利用の工場近くの河川(発展途上国)では水質汚染が進んでいます。このままでは、経済発展に必要な力を無駄に消費してしまいます。

また、日本海岸でも、プラスチックゴミが目立つようになってきました。中には流れてきたものもあります。

 

そして、大きな問題はここにあります。

海洋に排出されたプラスティックは分解されずに海洋中に残ってしまう。プラスティックごみはさまざまな海域に存在し、10,000mを越えるような海底においてもポリ袋のようなゴミが発見されており、比較的排出源が少ない南大洋においても発見されている。また、排出されたプラスティックはやがて細片化し、肉眼では見えないほどのサイズとなり海洋中を漂う(マイクロプラスティック)。マイクロプラスティック自身には毒性はないとされるが、これに有害物質が付着することがあり、体内に取り込むことは安全無害であるとは言い切れない。

 

資源消費型社会、大量生産大量消費社会のつけが回ってきたとでも言えましょう。

そして、その流れは人口が増えるごとに加速していきます。

我々は灌漑農業を行うことで生産効率を高め、さらに、穀物を家畜に与えることで、穀物のエネルギーを、何倍にも蓄積させたお肉を食べることにより、寿命すら伸ばしてきました。

今後、エネルギー量は人口が増えるに連れ、不足する日がやってくるでしょう。そして、資源が枯渇する日も。火星に移住する前にその日が来るかもしれません。

 

私達のXデーはいつなのでしょう?

その時、私達はまた、戦争という間引きの選択をしてしまうのでしょうか?

猶予のある今しか、行動は起こせません。

どうやって免れるのか考える必要がありそうです。

 

 

世界がもし100億人になったなら

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